【学級経営】「100日後に学級崩壊にする教師」にならないために①

こんばんは。Usanです。

 

学級崩壊(がっきゅうほうかい)とは、学級が集団教育の機能を果たせない状況が継続し、通常の手法では問題解決が図れない状態に陥った状況を指す。

Wikipediaより引用

 

どんなに素晴らしい先生でも陥ってしまう可能性のある「学級崩壊」について書きます。

学級崩壊を起こすのは教師だと思っていますし、常にそういう危機感をもって学級経営をしています。

ですので、受け持った学級を崩壊させないために私が気を付けていることを書いていきます。

 

①勝負どころをはっきりさせる

②発言を保障する

③枠をはっきりさせる

 

今日は①について詳しく書いていきます。
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勝負どころをはっきりさせる

 

新年度、新たな学級が始まると、様々な約束ごとを決めて確認していくものと思います。校則も含まれますね、

 

学級崩壊を起こさないためには、約束やルールをきちんと守らせないと。最初が肝心!

 

確かにその通りで、最初が肝心です。ここを妥協するとズルズルいってしまいます。

しかし、そんなことは担任になる教師は重々承知のはずです。約束やルールを守らせようと必死にやるはずです。

なのに崩壊してしまうことがあるわけです。

なぜ?

勝負どころをはっきりさせていないことが原因の1つとして挙げられます。

ここで言う、「勝負どころ」とは

 

ここだけは譲れない、絶対に妥協したくない指導ポイント

 

という意味だと思ってください。

ありがちなパターンは、全てのことにおいて、妥協せずに指導しようとすることです。

なんといっても最初が肝心ですから、そうしようとするのは当然だと思います。

しかし、はっきり言いますが、全てのことにおいて妥協せずに指導する、指導しきることは無理です。

 

必ず、妥協しなければいけない場合があったり、子どもによって対応が変わってしまったり、自分の指導に矛盾が生じてきます。

妥協せずに指導しきる先生も確かにいらっしゃいます。しかし、私も含めほとんどの先生方にとってはなかなか難しいことなのです。

 

全てにおいて妥協せずに指導しようと始めたのに、そうじゃなくなったら子ども達はその先生をどう思いますか?

 

この間は私が同じことをして怒られたのに、今日はあの子がやっても怒られない

 

時間を守れって言ってるけど皆守ってないよ?じゃあ僕も守らない。

 

先生は言っていることとやっていることが違う
そうです。最初だからと気合いを入れ過ぎて、大風呂敷を広げてしまっては、そこに穴が空いた時、穴はどんどん大きくなっていくのです。
私がよく使う表現なんですが、「さじ加減」が大事です。

 

約束を減らすということではなく、約束やルールは大切なものですから必要と思えばたくさんあってもよいでしょう。
しかし、それを全て完全に守らせようとすると、子どもも私たちも辛くなってしまうのです。

 

ですから、全ての約束やルールを指導はしますが、ものによって軽重をつけます。
あえて泳がせるようなルールがあってもよいです。
ただし、これだけは譲れないという、「勝負どころ」の約束やルールをきちんと決めておくのです。
そして、

 

あの先生は〇〇と△△のことだけは本当に厳しいよね

 

と子ども達に思わせたらしめたものです。

 

例えば、「時間を守る」が勝負どころだったとします。
始業のチャイムに間に合いそうになく、「ろうかを走らない」というルールを守れなかった子どもがいたとします。
結果、「時間を守る」ルールも守ることができませんでした。

 

全てを妥協せずに指導しようとする教師は、どちらのことも叱るでしょう。
しかしもし私だったら、

 

Usan
時間を守ろうとしてろうかを走ったのだったら、そのことは大目にみよう。でも、結局遅れてしまったね。どうしたらよかったかな。

 

となります。この方が、子どもに「とにかく時間を守ることが大事なんだ」ということが伝わります。
まあ場合によっては言葉はもっと激しいかもしれませんが。笑

 

ちなみに私が1番意識している「勝負どころ」は「ウソをつかない」だったりします。これはある出来事により、私自身も心から誓っていることでもあります。
まあその話はまた別の機会に。

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まとめ

 

全てのことを妥協せずに指導しきることは難しく、そこを追求するばかりに、指導の矛盾が生じてしまいます。それが学級崩壊につながることがあります。

ではどうすればよいのか。

 

「勝負どころ」をはっきりさせて指導にメリハリをつける。そうすることで、指導に整合性が生まれ、子ども達との信頼関係を構築することができる。

 

それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。