【改定】『新学習指導要領』をわかりやすく解説しようとしてみた【三つの柱】

こんばんは。Usanです。遅ればせながら、新学習指導要領について勉強しましたのでアウトプットしてみたいと思います。
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学習指導要領が改定される理由

 

社会の変化に対応し、生き抜くために必要な資質・能力を備えた子どもたちを育むため

 

要するにITとかが発達したりして、社会が変わってきたからその社会で生きるための力を見直すってことです。

それで、偉い方々が考えたことは、

 

何ができるようになるか

 

どんな力を身に付けさせたいかなあってことを考えました。

そしてそれを、

 

どのように学ぶか

 

先生方にどうやって指導させるかなあってことを考えました。

最後に、

 

何を学ぶか

 

具体的な指導内容を考えました。
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何ができるようになるか

 

これが、最初に書いた、

 

社会の変化に対応し、生き抜くために必要な資質・能力

 

ですね。これを身に付けさせたいってことです。

この資質・能力には三つの柱というものがありまして、それが、

 

知識・技能

思考力・判断力・表現力等

学びに向かう力・人間性等

 

という聞いたことがある言葉なのです。

文部科学省ホームページより転載

 

知識・技能

 

何を理解していて、何ができるかということです。

 

思考力・判断力・表現力等

 

理解していることやできることをどう使うかということです。

 

学びに向かう力・人間性等

 

どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るかということです。

こういう力があれば、社会の変化に対応して生き抜く大人になれるでしょうってことですね。
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どのように学ぶか

 

ここで登場するのがいわゆる、

 

主体的・対話的で深い学び

 

ってことなんですねー。

アクティブラーニングって言葉はあまり使わないようが良いみたいです。

言葉が1人歩きしてしまってぼやけていたので改めて整理したようですね。

こちらは皆さん既に研修等されていると思うのですが、こちらも超簡単に解説しますね。

 

主体的な学び

 

学ぶことに興味・関心をもたせます。

そして子どもたちに、自分の将来と今学んでることがつながっているということを感じさせます。

学んだことを振り返らせます。

そういう授業をするってことです。

 

対話的な学び

 

子どもに誰かと協力して学ばせます。

その対象は、他の子ども、先生、地域の人、昔の人の考え方、また、自分自身との対話でもOKです。

そうやって自分の考えを広げて深めます。

そういう授業をするってことです。

 

深い学び

 

これが一番難しい!!

中教審の答申(平成28年12月)では次のように書いています。

 

習得・活用・探究という学びの過程の中で、各教科等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら、知識を相互に関連付けてより深く理解したり、情報を精査して考えを形成したり、問題を見いだして解決策を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに向かう「深い学び」が実現できているか。

 

 

各教科の特質に応じた「見方・考え方」ってなんだよ???

 

これみたいです。

平成28年8月26日中 央 教 育 審 議 会教 育 課 程 部 会資料2-3 より転載

 

つまりは、

 

どういう視点で物事を捉えて、どのような考え方で思考するか

 

ということを教科別に書いているわけですね。

これを意識して指導します。

教科ごとに、

 

言葉の意味の理解を深めたり、他の言葉との関連性を理解させます。

問題を解決するよりよい方法を見つけさせます。

問題を見つけたり創ったりさせます。

これまで身に付けた内容と結び付けて、思考や態度を変容させます。

そういう授業をするってことです。

 

三つの柱をバランスよく、より高いレベルに育成するための学び

と言えるのではないかと思います。

いわゆる「発展学習」と言ってしまうと怒られそうですが、イメージとしてはそれでよいかと。

 

やっぱり難しいですね。ごめんなさい。
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何を学ぶか

 

先に述べた資質・能力の三つの柱をもとに指導すべき内容を決めたわけです。

まったく新しいことをやれと言っているわけでなく、

主体的・対話的で深い学びを意識してこれまでの実践をより良いものにしてほしい

ということですね。

ただ、新しいものに今の時代を反映させて、

 

プログラミング学習

(IT社会に対応できる力をつけさせたい)

 

外国語教育

(様々な場面で英語が必要になってくるから向上させたい)

 

道徳教育

(いじめによる自殺などが社会問題になっているから力を入れたい)

 

というもの等を追加しています。
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まとめ

 

自分の中ではある程度整理できたのですが、うまく伝えられたかどうかはお察し。

 

子ども達にどんな力を身に付けさせたいかを考えて提示し、そのために先生方にその学ばせ方を示したものが学習指導要領になります。

その力や学ばせ方について解説しました。

 

それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。