【合唱指導】合唱コンクールを通した学級経営【リーダーのしかけ】

こんばんは。Usanです。合唱コンクールを通した学級経営の2回目となります。

1回目はこちら

 

あわせて読みたい

こんばんは。Usanです。中学校の先生をやっていてやりがいを感じるのは、なんといっても合唱コンクールを通した学級経営です。学級の力を大きく成長させる絶好のチャンスですね。 面接練習や、卒業の時に、[…]

 

曲がドラマチックに決まったら、学級のモチベーションはいやがおうにも高まるはずです。

今回はリーダーづくりのしかけについて書きます。

タイミング的には曲決めの前後になると思われますが、

私が気を付けていることを書いていきます。

 

リーダーづくりのしかけ

 

伴奏者・指揮者・パートリーダーの適正

 

伴奏者

 

ピアノができる子どもを学級に1人か2人必ず入れることは、学級編成のポイントの1つでもあります。

ですから、誰もいないということは合唱コンクールを行っている学校ではまずありません。

基本的にその子にあらかじめ声をかけておくことになります。

 

ただ、引継ぎでは「ピアノ可」と書いてあったのに実際はもうやめていた

とか、

ピアノを習ってはいるが、レベル的に厳しい

などということもあり、正直これは運もあるところです。

 

伴奏者のレベルに合わせて簡単な曲を選ぶなど、

場合によっては曲決めのポイントにもなり得ます。

 

しかし、今の時代、伴奏者を必ずおかなければいけないというルールはない学校が多いでしょう。

CDでも問題ないと思います。

伴奏者がいなくてもグランプリをとってしまう学級はいくらでもあります。

 

良くないパターンは、半ば無理やりやらせてしまって結局できなかったり本番で止まってしまったりすることですね。

学級のために伴奏をしたい!という気持ちにさせることを心がけています。

その気持ちがあれば大丈夫です。中学生の力は気持ち次第で天井知らずに伸びていきます

 

指揮者

 

昔は、指揮者は歌の方であまり声が出せない子の方がいいかなと思っていた時期もありましたが、

今は、指揮者を一番大切なポジションと考えています。

 

皆を仕切れる子、厳しいことも言える子、音楽的な指摘ができる子、

または今はまだ物足りないけれど、これらの力を合唱コンクールを機につけさせたい子

 

などが指揮者に立候補してくれるように、事前に声をかけたり、

決める際に担任の思いを話してから決めてもらったりします。

 

指揮者は基本的に後述する、「リーダー会議」の議長になってもらうことが多いです。

合唱練習に関わる権限と責任を与えることになります。

それくらい重要なポジションと捉えています。

 

パートリーダー

 

パートリーダーは基本的にやる気のある生徒の立候補で良いと思います。

部活などで音楽を普段からやっている子が立候補することが多いですね。

 

小グループの方が、様々な意見が出てきますのでそれを聞いてより良い形に進めていける子が望ましいですね。

また、教師がいない中での練習も増えますから、ふざけている子を注意したり、

自分たちで練習を進められるように仕切ってくれたりする子が理想です。

 

ただ、そんな子は最初からいませんので、指揮者と同じく、

そういう力をつけさせたい子や、実はそういう力をもっているけど出すきっかけがない子を見極め、

声をかけたり、呼びかけたりしています。

 

リーダーにはサポート役を必ずおく

 

リーダーが孤立してしまわないように、

また、発展途上のリーダーを助けてくれるサポート役を必ず置いています。

 

役職として置くというよりは、それとなく助けてもらう形が理想です。

指揮者のサポート役は各パートリーダーや伴奏者になると思います。

 

パートリーダーのサポート役は仲の良い子や、リーダーの弱点を補ってくれる子を見極め、

一緒のパートに入ってくれるようにもっていきます。

 

最近の生徒を見て感じる特徴の1つが、

 

教師やリーダーの言うことは聞くけど、自ら行動する力が弱い。

 

ということです。どうしてもリーダー任せになってしまいがちですので、

そこを補う存在が必ず必要です。

 

リーダー会議で自治力を育てる

 

私が合唱コンクールで1番大事にしているのはこれです。

合唱コンクールの練習期間は毎朝、毎日の帰りの会後、必ずリーダー会議を行います。

メンバーは指揮者、伴奏者、各パートリーダーです。

 

リーダー会議を中心として、PDCAサイクルを行っていきます。

次回の練習の目標設定 → 練習 → 各パートでの反省 → リーダー会議での反省 → 次回の目標設定

 

リーダー会議が孤立しないように、各パートで出た意見や要望を交流する役割もあります。

 

3年生になったら教師は助けを求められるまで入りません。

大体助けを求められる状況が訪れますが、そこがさらなる成長のチャンスとなります。

 

状況によって担任が入る場面と、入らずに子ども達に乗り越えてもらう場面があると思います。

いじめ等につながる可能性のある場面は必ず入るようにしています。

 

経験上、ここを乗り越えた学級は合唱コンクールを通して大きく成長します。

 

リーダー会議結成時にはこんなプリントをリーダー達に渡していました。

 

1番最後に書いた文がかなり大事です。特に強調して伝えています。

 

まとめ

 

リーダーづくりをしていく中で意識していることは、

 

ある程度失敗もさせながら、それを乗り越えさせて成功経験へとつなげていく。

 

ということです。

 

ですから、学年によって、また学級の成熟度によって、

担任がどの程度入っていくか、どのような関わり方をしていくかは変わってくるかと思います。

 

いずれにしても、合唱コンクールは子ども達に自治の力をつけさせるための絶好の機会です。

今後も活かしていきたいです。

 

次回は完成度の高い合唱にするための、具体的な合唱指導について書きます。

 

それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。