こんばんは。Usanです。合唱コンクールを通した学級経営の4回目となります。
1回目はこちら
こんばんは。Usanです。中学校の先生をやっていてやりがいを感じるのは、なんといっても合唱コンクールを通した学級経営です。学級の力を大きく成長させる絶好のチャンスですね。 面接練習や、卒業の時に、[…]
2回目はこちら
こんばんは。Usanです。合唱コンクールを通した学級経営の2回目となります。1回目はこちら [sitecard subtitle=あわせて読みたい url=https://rockski.love/scho[…]
3回目はこちら
こんばんは。Usanです。合唱コンクールを通した学級経営の3回目となります。1回目はこちら [sitecard subtitle=あわせて読みたい url=https://rockski.love/scho[…]
今回は行事へ取組をしていくと必ず起きる、トラブルについて書きます。
トラブルと聞くと嫌な気分になるものですが、
トラブルはむしろ、個人も集団も成長させるチャンスだと思っています。
もちろん、いじめや不登校につながってしまってはいけないので、トラブルにならない、
またはなってもそこにつながらないような日々の生徒理解や生徒指導が必要です。
今はそこのさじ加減が難しいところですね。どうしても、保護者の姿が見えて、
トラブルは一切起こさない、クレームを受けないような立ち回りをせざるを得ない教育現場の辛さがあります。
ただ、合唱コンクールに向けてここまでしかけてきた私の学級では大体にしてトラブルは起きます。
そのトラブルを活かすしかけをいくつか紹介します。
スポンサーリンク
トラブルを活かすしかけ
リーダーが孤立
合唱を最高の思い出にしたい!と思う子どもほど、リーダーに立候補することが多いと思います。
すると、その思いの温度が周りの思いの温度と離れてしまうことがままあります。
みんながやる気を出してくれないからもういい…
となってしまったり、逆に
となってしまったりします。
リーダーを支えるはずの周囲の子どもも、
とか
となってしまって学級はバラバラ。かなりよくある話です。
この場合、放置しても自分たちで解決できるパターンが多いです。
しかしそのままバラバラのまま終わってしまう学級もなきにしもあらずです。
担任としては事前準備として、以前の記事で書いたように、
リーダー会議が機能する状況を作っておき、サブリーダーの配置をきちんとしておくことで
自分たちで解決するための布石を打っておきます。
リーダーの思いや周りのみんなの思いがきちんと伝わる体制を事前に整えておくことで、自分たちで解決できるのです。
そして子ども達は自分たちで解決できたことに自信をもち、集団としてまた1つ成長することができます。
担任が間に入らなくても解決できるシステム作りが大切だということですね。
男子と女子の対立
これもあるあるのやつです。
大体にして、男子はふざけます。パート練習では遊んでたりいつまでも話していたりして練習は進みません。
それを見て女子はパートリーダーを中心にイライラします。
すると男子は男子で、
男子はやはりエンジンがかかるのが遅く、エンジンがかかった頃には既に遅しということがとてもよくあります。
エンジンさえかかれば女子はそのギャップに感動して、
となって学級としてはまとまって本番に向かうことができます。
担任としてはこの男女の対立から和解というイベントを、
本番ギリギリではなく、もう少し早めに起こしてあげたいです。
裏でお互いが口撃しあっている状況は大きなトラブルにつながることもあるので、
私は全体の場で言い合いをさせる場面を作ります。
場合によっては貴重な練習の時間を使ってもよいと思います。
この時間はこの後の学級の方向性を決める大切な時間です。
リーダー達の思いや、普段あまり発言をしない生徒の合唱への思いを学級で共有するチャンスです。
担任との対立
これは多少荒療治になりますが、学級全員にとって共通の敵を作ることでまとまってもらおうという作戦です。
子ども達は最初の目標決めで、
と言って練習を始めますが、やはりまだまだ未熟な子ども達です。
目標に向かって1人ひとりが自ら全力で取り組む
ということはなかなか難しいものです。
人任せにしてしまったり、本当はこうしたいという思いがあるのに言えなかったり、
時間通りに練習が始まらなかったり、練習態度が悪かったり、それを注意する人もいなかったり…
「やるのは自分たちなんだ」という自覚をもってもらうために、強い刺激を与えます。
スポンサーリンク
まとめ