【説諭】生徒指導に使えるマンガの名言・名セリフ12選【道徳】

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先生が日々成長せずして、どうして生徒に教える事ができるでしょうか

松井優征『暗殺教室』11巻より

こんな場面で使われました

 

殺せんせーです。このマンガも教師が使える名言がとても多いです。

まだ読んでない方は是非読んでみて下さい。

普通に感動します。

 

殺せんせーのもとに送り込まれた刺客イトナに追い込まれ、からくも助かった殺せんせーでした。

しかし、後日改めてやってきたイトナの攻撃ををサクッと対処します。

戸惑うイトナに殺せんせーが言ったセリフです。

 

こんな場面で使えます

 

「人は一生学び続けなければいけない」ということを伝えるために使っています。

 

とにかくもう、勉強やりたくない。

 

となった時に、「先生だって今でも勉強しているんだよ。頑張ろう。」という話ができますね。
また、この言葉は教師にとっても大事な言葉です。

 

サッカーの前フランス代表監督、ロジェ・ルメールさんの言葉

 

学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない

 

サッカー指導者としての心構えを説いた言葉ですが、人にものを教える立場の人間は全て心に置いておきたい言葉ですね。

 


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どっちも自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん』1巻より

こんな場面で使われました

 

本当にドラえもんったら、物事の真理をさらっと言ってしまいます。

先祖の代わりに戦で手柄を立てることになったのび太が、「正しいほうを助けなくちゃ」と、ドラえもんにどちらが正しいかを聞いた時のセリフです。

ガンダムしかり、進撃の巨人しかり、どっちが正義なんだ??と分からなくなってしまうお話は大好きです。

 

こんな場面で使えます

 

物事を両方の側面から見て考えることは、生きていく上でも大事な事です。

生徒指導のマニュアルはないんですが、問題行動やトラブルがあった際は、

 

先入観で決めつけず、必ず両者の話を聞き、事実関係の確認をする。それぞれの主張を受け入れた上でそれぞれの悪かったところを考えさせる。

 

ことを意識しています。稚拙な考えからくるものもありますが、トラブルがあるということはどちらにも正義があります。

 

それをきちんと指導にあたった先生は受け止めてあげて、お互いの正義をお互いに理解させるところまでいけば、

納得して終われることが多いように思います。もちろん様々なケースによりますが。

 

きちんと子ども達に指導を落とし込むことができれば、保護者にも納得してもらいやすいです。
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一つだけ教えておこう。きみはこれからも何度もつまづく。でもそのたびに立ち直る強さももってるんだよ。

藤子・F・不二雄『ドラえもん+』5巻より

こんな場面で使われました

 

真の最終回ではないかとの評価も多いこの話。実際、なんか泣けますこの話。

45年後からきた55歳ののび太。「入れかえロープ」でのび太と入れかわった未来ののび太はジャイアン達との野球、しずかちゃんや両親との再会、母親の味すべてに感動を覚えます。

 

部屋にもどり、お礼に「宿題を手伝おうか」と提案する未来ののび太。

「いいよ自分でやるから」と言ったのび太に「さすがはぼくだ!」と感動する未来ののび太。

その後のセリフです。めちゃめちゃいい話じゃないですか?

 

これも是非読んでほしいお話です。

 

こんな場面で使えます

 

成功と失敗を繰り返しながら人は成長していくということですね。

自分に自信がない子どもは間違うこと、失敗することを恐れ、発表したり表現したりすることから逃げようとします。

 

間違ってもいいんだよ。失敗してもいいんだよ。むしろその失敗が君を大きく成長させるんだよ。

背中を押してあげるための言葉として使えそうです。

トライ&エラーの繰り返しが基本ですよね。

 

しかし、失敗させないように大人が過度におぜん立てしてしまう風潮が今の日本の教育にはあります。

もちろん、友達の間違いをばかにして笑ったり、文句を言ったりする学級の雰囲気があれば、

いくら担任がいい話をしてもその子はトライしようという気持ちにはなりません。

 

トライした子が称賛されるような学級集団をつくりあげたいですね。

 

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考えなさい!工夫しなさい!全力を尽くしなさい!

大場つぐみ・小畑健『BAKUMANバクマン。』11巻より

こんな場面で使われました

 

5年程前に映画でリメイクされましたね。大場つぐみさん、小畑建さんのコンビがデスノートの2年後に連載を開始したマンガです。

内容は現代版「まんが道」です。漫画家を目指す2人のサクセスストーリーを実際の編集部への持ち込みなどリアルな部分を見せながら描いていった作品です。

昔、ジャンプを読んでいた人にはすごくわかるような話が多くてとても面白いです。こちらも読んでない方は読んでほしいですね。

 

こんな場面で使えます

 

子どもが頭を使って考える機会を与えない社会になってきました。

知らないことは検索すればよい。忘れたことも検索すればよい。

与えられたことだけをすればよい。遊びも趣味もたくさんある中から選べばよい。

そもそも子どもが困ることがないように大人や社会が大事に大事に守ってくれるから、子ども達は「困った。なんとかしよう。」と思うことがありません。

 

先生どうしたらよいですか

 

Name
どうしたらよいと思う?

 

こうしようと思うのですがうまくいきません

 

じゃあ頭を使って考えて自分なりに工夫してごらん

こういうやりとりが普段からしっかりできれば、「頭を使う」ということを習慣化させられると思うのですが、

時間もない、余裕もないことが多く、満足にさせられていない現実がもどかしいですね。

ついつい、「こうしなさい」「ああしなさい」と言ってしまって「しまった…」と反省することが多いです。

 

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等身大の自分を受け入れた人間だけが 他人を受け入れることができる

井上雄彦『リアルREAL』9巻より

こんな場面で使われました

 

スラムダンクを描いた井上雄彦さんが書いた「リアル」から。

この作品も面白いのですが、同じく井上さんかが書いた「バガボンド」と同様、休載が多く完結していません

 

プライドが高く、人を見下すような性格だった高橋久信(事故により半身不随になります。)とオタクである花咲満が仲良くなったという変化に対して、リハビリ施設の先生が言ったセリフです。

 

リハビリすら満足にできない今の自分を受け入れたからこそ、リハビリの先輩である花咲を受け入れることができたというお話。

さらに花咲が尊敬するプロレスラーの白鳥さんが入ってきて、ここら辺の話はすごく面白いです。

 

こんな場面で使えます

小学校高学年くらいから中学校2年生くらいにかけて、人間関係のトラブルが必ず出てきます。

このトラブルは、思春期特有の「自分と違う他人を受け入れられない」という感情から、悪口を言ってしまったり、友達を囲ってしまったりすることで生じます。

このトラブルに主として関わってしまう子の特徴として、「自己肯定感が低い」ということが挙げられます。

 

自分が嫌い → 自分はダメな人間だ → 自分を守りたい → 他人を攻撃する。

 

ざっくりしてますが、このような流れでトラブルが起きることが多いと思います。

自分にコンプレックスをもつことは思春期の子どもに必ずあることですので、これがトラブルにつながった時に、教師がどう関われるかが問われます。

社会の中で生きることは他人を受け入れて生きることです。

 

他人を受け入れるためには、まず自分自身を理解する。

そして自分自身を受け入れること。

良い部分も悪い部分もそれが今の自分なんだと割り切れたら、他人からどう見られようが、どう思われようが気にならないはずです。

 

他人からどう思われるか。そればっかり気にして生きるのは窮屈なことです。

気にしなさすぎは、いわゆる「空気が読めない」となるのでそれもよくない。

そこのさじ加減を教えてあげるのも教師の仕事の1つなのかなと思います。

 

学級によって自己肯定感が高いクラスと低いクラスありますよね。ということは、担任の役割は大きいです。

 

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自分がされて嫌だったことは人にしちゃいけない

吾峠呼世晴『鬼滅の刃』10巻より

こんな場面で使われました

 

またもや「鬼滅の刃」から、我妻善逸のセリフです。善逸くんは人間らしくていいキャラですね。

最初は臆病でほんと弱いんですが、話が進むとどんどん逞しく、かっこよくなっていきます。

 

「ダイの大冒険」のポップと同じ匂いを感じます。

ポップも最初はクズ野郎なんですが、人間としても魔法使いとしても強さも超絶成長するところが最高です。

あのマンガはポップが主人公でいいと思ってます。

 

堕姫という鬼と戦う中でのセリフです。

堕姫が人間だった時、吉原の遊郭で人としての扱いを受けてこなかったことを恨み、

鬼になった自分の行動の正当性を話しました。その時の善逸のセリフです。

 

こんな場面で使えます

 

この言葉、間違っていないですが、不十分なんですよね実は。

 

自分がされて嫌なことはしちゃだめでしょ

 

えー?されても嫌じゃないもん

皆さんおわかりかと思いますが、今の時代

 

相手が嫌だと思うことはしちゃいけない

 

ですよね。

いじめもセクハラもパワハラも、相手がそう思ったらもうアウトになる時代です。

ただ、最低限のこととして、自分がされて嫌なことはしてはいけませんよね。

 

小学校低学年から中学年の児童には受け入れてもらえる言葉かなと思います。

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか。私が好きなマンガで、実際によく指導の中で使う言葉を紹介しました。学級通信なんかでも使えますよ。

 

マンガは素晴らしい文化ですね!

 

それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。