こんばんは。Usanです。前回このような記事を書きました。
こんばんは。Usanです。先日、「不登校生徒の対応は2パターンある」という記事を書きました。[sitecard subtitle=あわせて読みたい url=https://rockski.love/student-guidance/[…]
ここに出てくる過度な要求のうち、年度末になると「学級編成への要求」というのがよくありまして、皆さんの頭を悩ませますよね。
小学校から中学校への引き継ぎでもよくありますね。
もしもそのような要求が直接あった場合は、「わかりました。考慮します。」と答えてはいけません。
それがまかり通れば、ただの言ったもん勝ちです。さらにこの要求が通れば更なる要求にエスカレートすること間違いなしです。
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結論
私はいつもこのように返答します。
学級編成は全体の様々なことを考慮して行うものです。ですから個人の希望は基本的に叶えられません。私たちの立場としては、1を大事にしたいが、〇〇(学年の人数)のバランス等を大切にしたいのです。来年こうしますとは言えません。
書いた通りなのですが、より詳しく書きます。
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立場の違いを明確に伝える
まず、保護者にとって、自分の子どもは1対1対応になります。保護者には学級の他の子どもは見えません。
ですから保護者の立場は、「その子だけを大事にしたい」という立場です。これは当たり前ですよね。
次に、担任にとって、35人学級であれば、子ども達は1対35の対応になります。子ども同士の関係が見えるのは担任だけです。
ですから担任の立場は、「35人の集団を大事にしたい」という立場です。
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この立場の違いを理解してもらいます。
保護者にしかできないこと 担任にしかできないこと
「その子だけを大事にしたい」というのは保護者にしかできないことであり、
「35人の集団を大事にしたい」というのは担任にしかできないことです。
つまり、「35人の集団を大事にする」ことができるのは担任の先生だけなのです。
担任の先生にしかできないことは、学校生活においては優先されるべきなのです。
この記事でも書いていますが、
こんばんは。Uさんです。今日は教員であれば誰しも通る道である、保護者対応について書きます。 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});[…]
このスタンスが大切です。私たちは保護者の苦情処理班ではありません。互いに協力して子どもを育んでいくパートナーなのです。
戦隊ヒーローもののセリフで例えると
ということです。
逆に言えば、私たちは子ども達に集団生活を学ばせることができる唯一の立場にいる人間なわけです。
そこにプライドや責任をもってください。
結果としてはバッサリ要求を切ることにはなるのですが、丁寧に学校としての考えを伝えて、あくまでも「協力していただきたい。」「お任せいただきたい。」という思いを納得してもらえるようにお話してほしいと思います。
まあ何を言ってもだめな方もいらっしゃいますが、この考え方には理があると思っています。
学校教育というものは、個別対応をしながらも、全体のことを考えた対応が優先されるべきです。
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まとめ
保護者と学校は分業、ときには協働しながら子どもを育むパートナーである。学級編成は学校の仕事であることを理解してもらい、任せてもらえるようお願いする。要求には決して答えない。
というのが私の考えです。学校によっては学校長の考えなどあるかもしれませんが、私は今後もこのスタンスで保護者と対等の関係を築いていきたいです。
それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。