【人事異動】小学校と中学校はどちらも経験すべき【異校種】

こんばんは。Usanです。以前、小学校勤務と中学校勤務のそれぞれの「やりがい」や「大変さ」について書きました。

 

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今日は小→中、中→小への人事異動について書きます。

 

「教師としての経験」という名の資産を積み上げるために、小学校と中学校はどちらも経験すべき。

 

それでは詳しく説明していきます。
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私の話

 

初任は中学校でした。5年経験したあと、2校目の中学校に異動しました。

しかし、2校目では生徒のことや保護者のこと、職員室のことで大きく悩むことになり、1年目にして異動希望を出しました。

今考えると頭湧いてますね。当時27歳くらい、辞めることも考えました。

ちょうど今の仕事に思い悩む年頃だったことも重なったかもしれません。

とはいえ、まさか希望が通るとは思わなかったのですが、たぶんある力がはたらいて、異動することになります。

しかも異動先は小学校。中学校で勤務することが好きでしたがこの学校から出られれば…と思いました。

その時の私を出した校長がこう言いました。

 

もしも中学校に帰ってくることがあったら、あなたの小学校の経験はあなたを大きく成長させるはずだよ。がんばりなさい。
「は、はぁ」という感じでした。
小学校で計8年間経験することになるのですが、最初の1年はまさに転職したような感覚でした。
小学校ってこうなんだ!このほうがいいんだ!中学校でこんなことが活かせそうだな!
そして「やっぱり中学校に戻りたい」と考えてしまいました。
私のいる自治体や地域では中→小は、結構いるけれど、小→中は、あまり行きたがる人がいないそうです。
なので小→中への希望は比較的あっさり通り、中学校に復帰することになります。
現在、中学校へ復帰してから8年目になりますが、今は私を出した校長の言葉が身に染みています。
という話を踏まえて、

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なぜどちらも経験した方が良いのか

 

理由は3つあります。

お互いの立場がよくわかり、不毛な争いになることがないから。

 

小学校の先生の中学校への文句

小学校では真面目な子だったのに中学校に行ったら不良になった。どういうことか。
小学校ではしっかり挨拶や返事をさせているのに中学校に行ったら全然できなくなっている。どういうことか。
小学校に遊びに来た子が、中学校の勉強が全然わからないと言っている。どういうことか。

 

中学校の先生の小学校への文句
引継ぎでは無印の子だったのに中学校で暴れ出した。どうしてちゃんとそういう要素がある子だと教えてくれないのか。
宿題や提出物を全く出さない。小学校で厳しく指導していないのではないか。
漢字が書けない。通分ができない。九九ができない。小学校では何を教えているのか。

 

あなたの周りの先生言ってませんか?
これって両校種経験した方はわかると思うのですが、不毛な争いです。
なぜなら、小学校の先生も中学校の先生も、ちゃんとやってるからです。

 

中学校に行ったら変わった → ある意味当たり前のことです。どっちのせいでもありません。
できていたことができなくなった → できないのではなくやらなくなったのです。指導はしています。
宿題や提出物 → 小学校でも相当指導しています。中学校でも直っていないことに他の理由があることを察してください。
中学校の勉強がわからない → 学ぶスタイルが変わりますから対応が遅れることはままあります。
基礎的な学力が身に付いていない → 小学校でもできるようになるまで必ずやってます。

 

どちらも経験していたら、「まあしょうがないよな」ということに文句言ってもしょうがないです。
小学校の先生の普段の仕事が見えないからわからないというのもありますね。

 

昨今、小中連携の動きが進んでいますが、お互いの授業を見に行くとか、家庭学習の時間をそろえるだとかそんなことよりも、本当の小中連携は異校種の異動を活発にすることだと思います。

 

現校種での学習指導に活かすことができるから

 

私は算数・数学を専門にしているのですが、これまで小学校1年~中学校3年まで全て指導しました。

9年間の単元のつながりは教科書の指導書を見れば書いていますが、実際に指導すると本当によくわかります。

 

小学校で指導する時は、「ここをしっかり教えておけば中学校で助かるだろう。」

中学校で指導する時は、「ここでつまずいているから、小学校のあのやり方で復習させよう」

 

と思いながら授業を構築できますし、実際の授業では、

 

小学校 → 「これができるようにならないと中学校で困るよ」

中学校 → 「小学校〇年生で習ったはずだけど、覚えているかな」

 

というふうに、小学校と中学校のつながりを意識させながら指導できます。

また、

 

「ここは中学校でがっちりやるから小学校では嫌いにならない程度でよいかな。」

 

とか、

 

「ここだけは原理原則をがっちり身に付けさせることができれば中学校での応用が入りやすい」

 

など、挙げればきりがありません。

学習指導に幅が生まれます。全体を俯瞰しながら指導計画をイメージすることができます。

 

現校種の生徒指導に活かすことができるから

 

中学校から小学校に行ったときに活かせることは、色々ありますが2つ紹介します。

1つは、中学生の弱いところを小学生のうちから指導できることです。

私が一番こだわったことは、中学校にいる今もそうなんですが、

 

「ありがとう」と「ごめんなさい」

 

がちゃんと言える子どもにしてあげたいということでした。

中学生は思春期特有の反抗もありますが、なかなかこれが言えません。

自分が悪いと思ったらまずあやまる。何かをしてもらったら必ずお礼を言う。

このことは小学校からずっと言い続け、義務教育の9年間で必ず身に付けさせたいことです。

中学校でちゃんとできないことはやっぱり小学校からガッチリやろうと思いました。

当然先生方はやってるんですけどね。

 

もう1つは中学校での経験は問題行動へのきゅう覚がちょっと鋭くなります。そのきゅう覚が活かせます。

 

「この子はこういう要素をもっているから、中学校になったらまずい方向に行く可能性があるかも」

「今は大したことなくても思春期になるとちょっと怪しいな。」

「この雰囲気はちょっと気を付けないと、なんかのきっかけで崩壊するかも」

 

ということが、小学校とくに高学年への指導に役立ちます。

他の先生方へ伝える時にも説得力がありますよね。中学校にいたということが。

 

小学校から中学校に行ったときに活かせることも2つ紹介します。

1つは、子どもとの接し方です。

中学校の先生から言われたことがありまして、

 

「先生、子どもたちへの言葉遣いが丁寧で優しいね。」

 

すごくびっくりしました。私、ガツガツ叱るタイプなので。

それでも確かに、叱る時の言葉が中学校にいる時より丁寧になったかもしれません。

小学校での経験で、指導の仕方の幅が広がったのだと思います。

 

もう1つ、個別指導で子どもを落とし込むのが上手くなったと思います。

小学生に指導を落としこむのは中学生より正直難しいです。

なぜなら小学生は言葉を知らないから。経験がないので相手の気持ちをうまく考えられないから。

なので子どもの話をよく聞いて、言葉を選んで、かみくだいて説明し、納得させる必要があります。

 

小学生なんかは、指導されたことと違うことを保護者に言ってトラブルになることがよくありますよね。

なのできちんと指導を理解させ、納得させることはとても大事なことです。

小学校ではそこが鍛えられたと思います。
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まとめ

自治体によっては必ず小学校も中学校もキャリアの中で経験させる方針のところもあるようです。

今や、適当に仕事している私ですが、両校種を経験したことは私のキャリアにとってかなり大きな部分を占めています。

両方経験したことが本当に今に活かされています。

人は誰しも慣れている環境に甘えてしまうものです。何かを変えることはエネルギーやストレスを生みますからね。

しかし、この仕事を続けていくのであれば、小学校だけ、中学校だけでなく、ぜひ、もう一方の校種も経験してほしいです。

 

小学校と中学校、どちらも経験することにより、教師として大きく成長することができる

 

それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。