【学期末】通知表所見が早く終わるテクニック5選【学年末】

こんばんは。Usanです。今日は通知表所見について書きます。

私の学校では次年度から通知表所見がなくなります。働き方改革の一環ですね。

ですので先日、最後になるかもしれない所見を書き上げたところです。

私にとって通知表所見を書く仕事は、3大学校で嫌な仕事の1つでした。

ちなみに私の3大学校で嫌な仕事は以下のとおり。

  1. 通知表所見
  2. 職員会議
  3. 試験監督

そんな嫌な仕事を早く終わらせるために色々工夫してきたり、諸先輩方に教えていただいたりしたことを紹介しますね。

  • 行動評定を見ながら書く
  • 大まかにグループ分けする
  • 学期ごとにテーマを決めて書く
  • こだわりすぎない
  • 普段から子どもをよく観ておく

それでは詳しく書いていきます。
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先に行動評定をやってしまう

「○○の係を責任をもってやり遂げました。」とか、「△△の仕事に懸命に取り組みました。」とか書いたのに、

kyoto
責任感とか勤労・奉仕に○ついてないからダメー

と付箋がつけられ、やり直し。または行動評定の見直し。あるあるですねー。

行動評定と所見をそれぞれ独立させてやっているとこういうことになります。

行動評定を入れる時は所見のことをイメージしながら入れます。

そして実際に書く時も行動評定を見ながら書けば矛盾は絶対に生まれません。

むしろ生活面はこれだけでも書けてしまいます。

2度手間は極力減らすことが早く終わらすために大事なことです。

いくつかの仕事をリンクさせることで時間効率を上げましょう。
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大まかにグループ分けする

通知表所見に対する私の考え

子どもは十人十色、35人学級だったら当然35種類の所見になるはずです。

しかし、はっきり言いますが35人全員に1人ひとり長時間をかけて所見を書くことはコストパフォーマンスが低いです。

「先生あの通知表の所見がありがたかったです。」と保護者や子どもに感謝の言葉をもらったことが今まで1回だけありました。

1回でもあるならば時間をかけてでもやるべき
このような考え方が、教師を疲弊させてしまう原因となります。
管理職や力のある先生に「そういうものだ」「そうやってきた」と言われると
そういうものなのかな…
と経験の浅い先生は思ってしまいます。
そりゃ何でも時間をかけて丁寧にやった方がいいのは当たり前です。しかし時間は有限です。
そして通知表所見なんて、自分の時間や家庭の時間を使ってまで一生懸命書くことが、子どもの成長に大きく効果のあることでは決してないです。
私も時間をかけてアツく個々に対して書いていましたが、個性的なものほど検閲ではじかれます。
管理職はいわゆる無難なものを求めているということがわかったので、テンプレ化に舵を切りました。
当然同じものにはしないわけですが、子どもを大まかに大別し、その型を基本として個々の特徴を入れていく手法です。

具体例

明るい子

書きやすいですね。

いつも元気で明るく、元気の良い挨拶をすることができます。

明るく素直な性格で、たくさんの友達に囲まれて生活しています。

明るく楽しい性格で、授業中は積極的な発言が多く見られました。

具体例があればここに続けて入れていくのが良いです。なければ書く必要はありません。そこを考えるのは時間の無駄です。

おとなしい子

特徴が見えづらいときもありますね。

普段は物静かですが、休み時間など様々な場面で笑顔が見られました。

穏やかで優しく、丁寧な言葉遣いで他人と接することができます。

自ら話しかける方ではありませんが、その誠実な性格でたくさんの友達をつくることができました。

手のかかる子

だらしない、提出物や宿題をよく忘れる、友達とのトラブルが多いなど。

○○の行事などを通して、少しずつ学級の仲間と良好な関係を築くことができました。

言動に幼い部分はありますが、何事にも懸命に取り組み、楽しく学校生活を送っていました。

生活面で指導されることも多いですが、その都度反省し、着実な成長を見せています。

まあ、チクっと伝えながらもほめておくのが無難です。

ある程度保護者もわかってることですからね。どうしても伝えたいなら電話や家庭訪問の方が誤解を生まずコスパも高いです。

特徴が見つけづらい子

そんなわけはないのですが、なかなか見えづらい子、書けない子っていますよね。

逆に言えば、しっかり学校生活を送っているということです。

学校のきまりをよく守り、節度をもって学校生活を送ることができました。

○○の行事では、リーダーを支え、仲間と協力して素敵な○○を完成させました。

何事にも真面目に取り組み、他人に迷惑をかけることなく意欲的に学校生活を送ることができました。

具体的なものがどうしてもない時もあります。妥協も大事です。

 

他にも「運動ができる子」「成績が良い子」なんてのをある程度テンプレ化していくと楽です。

テンプレがだんだん増えていけば同じような所見もなりません。ある意味資産ですね。
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学期ごとにテーマを決めて書く

これはある先輩に教えていただいた方法なのですが、

1学期は生活面中心に書く
2学期は学習面中心に書く
3学期は生活面・学習面を組み合わせて書く

という方法です。この方法の良いところはこのようにすると、

調査書や指導要録の作業が楽になる。

というところです。特に調査書については、それなりの文章量が必要です。

ですが、1学期と2学期(2期制なら前後期)がそのまま生活面と学習面の所見になるので時間効率になるということです。

小学校の先生向けではないのですみません。中学3年生の担任になったらかなり使えると思います。
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こだわりすぎない

2つめのところで既に書きましたが、趣味の人やめちゃめちゃ文章を書くのが好きという人でなければ、あまりこだわらないほうがいいです。

そのことに使う時間がもったいないです。

とは言いながら実は私がこだわっていることは字数をそろえることだったりします。

そのこだわりがなければ今より2割は時間削減できそうなんですがね…。まだまだ甘いな。

ただ、こだわりをもつことや突き詰めることってすごく大事なことだとは思います。

リヤカーマンって知ってますか?


 永瀬忠志-Wikipedia

絶対自分ではやらないしやる意味ないと思うけど、単純に一生懸命何かを突き詰めて頑張ってる人は尊敬します。
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普段から子どもをよく観ておく

テクニックというか、結局こういうことが仕事を効率化することにもつながっていくものです。

当然これは学級経営上大切なことでありますが、これがちゃんとできてる人はすぐ書けちゃうんですよね。

周りの先生に、

ねぇねぇ。○○くんのいいとこって何かないかなあ??
って聞いちゃう人多いですよね。私も聞きますが(笑
ちょっとしたことでも所見に書けることってあるはずです。例えば、
・掃除で机を下げる時に休んでいる子の机を下げてくれていた。
・誰がやるのか決まっていない仕事を頼まれずともやっていた。
・授業中の教師の発言をノートにメモしていた。
所見だけでなく、どこかでほめてあげられるのが一番理想ですよね。

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まとめ

時代の流れにより、通知表所見もなくなっていきそうな気配ですが、今、通知表所見という業務は時間を注力すべき仕事ではありません。

下書き提出の期限が迫ってきてから慌てるのではなく、良い準備をすることでさっさと終わらせてしまいましょう。

時間をかけるべき仕事とそうでない仕事の区別をつけ、そうでない仕事はとにかく効率化、テンプレ化。その分、時間をかけるべき仕事には全力で取り組む!

それでは今日はこれまです。よければまた読んでください。