【学級経営】「100日後に学級崩壊にする教師」にならないために③

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1回目と2回目については以下の記事になります。よければ読んでください。

 

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①勝負どころをはっきりさせる

②発言を保障する

③枠をはっきりさせる

 

今日は③について詳しく書いていきます。
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枠をはっきりさせる

 

この枠というのは、私が指導するかしないかのラインと言う意味です。

学級崩壊のサインはこの枠が日によって大きくなったり小さくなったりすることだと思います。

枠は大きすぎても小さすぎてもいいんです。

 

何をもって大きすぎるか小さすぎるかは人それぞれかと思います。

大事なのは枠をはっきりさせることです。

 

ただ、最低限学年で揃えるべきところは揃えますね。

 

○○先生はいいって言ってたのに

 

○組ではダメなんだって

 

とならないように学年の連携をとります。

その上で、「ここの部分を超えたらこの先生に指導されるんだ

という枠を設定します。

これを生徒にアナウンスする方と、アナウンスせずに自然と伝わるようにもっていく方がいらっしゃいますが、私はアナウンスする方です。

例えば、

 

Usan
ウソをついてはいけません。ウソをついた人には先生は強く叱ります。

 

Usan
暴力や危ない行為など、命に関わることについては先生は怒ります。

 

という感じです。

他にも、

 

1度目の失敗は叱りませんが、同じ失敗を反省なく繰り返す時は叱ります。

学級全員で決めたことを守らない人は叱ります。

 

大きなところはこんなところですね。

逆にほめる場合もアナウンスします。

 

元気なあいさつや返事をしてくれる人は必ずほめます。

自ら行動しようとした人は必ずほめます。

 

何でもいいんです。自分が大事にしたいことできるだけ妥協したくないことを発表することで、私自身の枠を子ども達に認識させます。

そして枠を作ってアナウンスしたからには、その枠から出た場合は公平に指導します。

 

当たり前のことなんですが、色んな状況の中で難しい場面もあります。

そして、この当たり前がうまくいかないと、学級崩壊を起こす教師になってしまう可能性が出てきます。

 

僕だけじゃないのに

 

男子には甘い

 

昨日と同じことしたのに今日は怒られた

 

先生は気分屋だ

 

保護者にも当然伝わり、

 

言ってることとやってることが違う

 

担任は信頼できない

 

となります。

 

枠をはっきりさせて、その線の内側と外側を明確に分けて指導する。
その姿を子どもに示していくことによって、

 

先生はちゃんと指導してくれる!

 

という感覚を子ども達に与えられると思います。

 

そしてそう思う先生には、子ども達はたくさんの情報を提供してくれるのです。
それがまた、児童生徒理解につながります。
子どもからの情報を得るというやり方については別の記事にも書いていますのでよければ読んでください。

 

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枠を超えてしまった子どもへの指導ですが、

 

そんな恐怖を与えるような指導はできない

 

叱るよりほめて伸ばしたい!

 

という方もいらっしゃると思います。
私のような指導力のない教師は大きな声で威圧して指導する場面もあり、いつも反省しています。
しかし、大きな声を出さなくても、叱らなくても、枠を超えた子どもをきちんと指導できる先生もたくさんいらっしゃいます。

 

私が過去出会った先輩教員ですが、その方が怒っているのは見たことがありませんでした。
でも、子どもは言うことを聞きます。というか言うことを聞かせます。

 

どうやって?それは…

 

とにかくしつこいんです。(言い方が良くないですが 笑)

 

教室に入らない生徒がいたら声をかけます。
罵詈雑言を浴びせられても冷静に声をかけます。

 

その子は嫌になって逃げていきます。
その先生はどこまでも追いかけます。そして声をかけます。
その子は諦めます。
大きな声を出すエネルギーと同じかそれ以上のエネルギーを使う指導ですが、子どもは最後は納得して教室に入ります。
やり方は色々あれど、枠を超えた子どもはなんとしても指導しきるという強い意志をもってあたることと、その姿を学級の他の子どもにも見せていくことが大事だと思います。

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まとめ

話は少しそれてしまいましたが、学級崩壊にしないためにその③のまとめです。
指導の枠をはっきりさせ、子どもにアナウンスすることによって、自らの言動に責任をもって指導にあたることができる。そのことが子どもとの信頼関係をつなぎ、学級崩壊を予防することにつながる。

 

今日はここまでです。よければまた読んでください。