【学級経営】「100日後に学級崩壊にする教師」にならないために②

こんばんは。Usanです。今日は学級崩壊シリーズの2回目です。

1回目については以下の記事になります。よければ読んでください。

 

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①勝負どころをはっきりさせる

②発言を保障する

③枠をはっきりさせる

 

今日は②について詳しく書いていきます。
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発言を保障する

 

言語環境を整える

 

学級内の言語環境はとてもとても大事です。

 

死ね・キモいなどの発言

不快な下ネタの発言

見た目のことをイジる発言

 

授業中はもちろんのこと、休み時間などにおいても目を光らせて、そのような発言があったら必ずその場で声をかけます。

また、他の子どもからの情報、いわゆる告げ口に対しても対応していきます。

告げ口を推奨した学級経営については別の記事でも書いていますのでよければ読んでください。

 

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だがしかし、学級崩壊にしないために私が気を付けていることは、このような発言がないように抑えつけることではありません。

タイトルの通り、「発言を保障する」ことです。

 

発言を禁止する」ことを強く押し出してしまうと、教師のいる場面ではこのような発言は聞こえなくなります。

一見それは学級を掌握したように感じられますが、そうとは限らないのです。

 

教師の前で聞こえない代わりに、教師の見えないところで様々な発言が他の子ども達を傷つける可能性が出てきます。

そこに気づかない状況が続くと今度は、教師が分からないところで様々なことが行われるようになります。

 

そして教師が分からないうちに問題の芽がどんどん大きくなっていき、気付いた時には…。

 

私は基本的に学級内での「発言を保障」します。

ガーーッと怒って、抑えつけて黙らせることはそこまで難しくありません。

しかし、その指導に生産性はあまりありません。むしろ、前述の通り学級崩壊のリスクが高まります。

 

死ね・キモいなどの発言については、

 

Usan
本当に思っているわけではないよね。その言葉を聞くだけで辛い思いをする人もいるからやめよう。

 

不快な下ネタの発言については、(特に高学年~中学生)

 

Usan
性に興味をもつことは悪いことでないし、むしろ健全なことだよ。でも嫌な気持ちになる人もいるから、言う場所や場面を考えよう。

 

見た目のことをイジる発言については、

 

Usan
顔や体型などの外見のことをすごく気にする人もいるから、笑いのネタにするのはやめよう。相手の気持ちを考えて、言い方に気を付けよう。

 

このくらいの言い方で指導します。当然すぐには無くなりません。

もう癖になっている子もいますから、すぐに無くなったら逆におかしいです。

このくらいの言い方の指導を、発言を見逃さず、告げ口も活用し、その都度指導していきます。

保護者からは、

 

うちの子がこんなことを言われていつも泣いている。もっと強い指導をしてほしい。

 

と言われることもありますが、指導は継続していること、少しずつ良くなっていること、言われている本人のケアをしていくことを伝えます。

 

とにかくあの先生の前では黙っていればいい

 

ということになって子どものやっていることが見えなくなってしまうことがないように、ある程度泳がせて、指導する場面を増やしていくのです。
告げ口の対応も含めると、なかなか忙しいことになりますが、ここががんばりどころです。
後で楽をするために夏休み前まではまず頑張ります。
そうすれば必ずまずい発言は減っていきますし、見えないところでも問題は起きづらくなります。

 

誰の発言も認められる学級へ

 

この指導と並行して、授業中や学活等での生徒の発言を保障していく指導をしていきます。
私が目指している集団は、

 

一生懸命何かを頑張る人が称賛される社会

 

がある集団です。できれば学年も、学校全体もこうありたいものです。
こうなっていない学校では、一生懸命頑張っている人が笑われます。

 

あいつ何一生懸命やっているんだカッコ悪い

 

授業中、子どもの発表に対して安直な批判をしたり、笑ったりすることを絶対に許しません。

 

Usan
一生懸命やろうとしている人を絶対に笑うな。笑われたらどうしようって皆が思ってしまう学級にしてはいけない。

 

前述のまずい発言については強く禁止する指導にしないと書きましたが、こちらは強く禁止します。
授業中や学活での子どもの発言は最大限尊重し、認めてあげます。
もちろん、ポジティブな発言があればネガティブな発言もあるでしょう。
考えた上での批判的な発言もあるでしょう。担任への意見もあるでしょう。そこも認めていきます。

 

Usan
おかしいと思ったことは言いなさい。ただし、言い方には気を付けること。言い方が悪いと正しいことも相手には受け入れてもらえないよ。

 

このような声掛けや指導をすることによって、誰の発言であっても認められる学級を目指していきます。

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まとめ

 

ここまで読んでいただいた方でおわかりになった方も多いと思いますが私は、

 

子ども達に発言を保障した上で、その都度指導していく

 

ことによって学級全体の生徒理解を進めているのです。そのことが学級崩壊の予防にもつながっていくと考えています。

 

それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。