こんばんは。Usanです。今日は朝の会と帰りの会について書きます。
朝の会や帰りの会は、学年で内容や方法を揃える学校もありますが、
担任裁量にしている学校の方が多いのではないでしょうか。
学級経営の中でも担任の色が出やすい活動だと思います。
朝の会を見に来る管理職はあまりいないですからね!(崩壊していたら別ですが…)
そんな朝の会や帰りの会で私が意識していることをいくつか書いていきたいと思います。
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朝の会で意識していること
子どもの変化を捉えること
小学校を中心に健康調べを行っている学校が多いと思いますが、
健康状態はもちろんのこと、心の状態の変化を捉えることを意識しています。
そこまで難しいことではなく、毎日なんとなくでも子ども達を見ていれば、
毎日との差異や違和感が感じられるときがあります。
元気がなかったり顔つきが良くない様子はもちろんですが、いやにテンションが高かったり、
落ち着かなかったりする様子も変化として捉えています。
その変化によっては朝の会後すぐに声かけをする時もあれば、その日のどこかで声をかけることもあります。
場合によっては交換ノートや提出してくれた宿題や学習ノートに書くこともあります。
また、髪型が変わったり、服装が変わったりしたことも見逃さないようにしています。
そんな感じで、朝の会はその日の生徒理解の第一歩として考えています。
あいさつ、返事の指導をすること
どんな場面でもあいさつや返事の指導は大切だと思うのですが、
私は朝の会の段階でその日のあいさつ、返事指導は終わらせます。
あいさつや返事は自発的に行うことが理想ですが、
だからといって放置ではいつまでたってもできるようにはなりません。
あいさつ、返事の大切さは伝えながらも押し付けになりすぎないようにするために、
朝の会でガッチリ指導したらあとは様子見です。
その日のあいさつ、返事の出来不出来は、次の日の朝の会で評価します。
もちろん、朝の会の後の授業で素敵なあいさつや返事があったらほめることは欠かしません!
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必要な話をし、その話を聞かせること
必要な話は可能な限り朝の会ですることを心がけています。理由は2つあります。
①話を聞く雰囲気・姿勢づくり
当たり前のことなんですが、忙しい中だと曖昧になってしまいがちなんですよね。
・顔を上げさせる。
・手を置かせる。
最低でもこの2つ。場合によっては机をまっすぐにさせたり、体ごと教師の方に向かせるなど、
これから大事な話をするんだということを、その姿勢をとらせることによって知らせます。
そして話を聞くモードのスイッチを押してもらうということです。
慣れてくると、
「少し大事な話をします。」
というだけで、学級全体が聞く姿勢をとり、学級全体が聞く雰囲気を作ります。
②少々長くなっても子どもの頭や心に入りやすい
長い話はなるべくしたくないので、いかに短く話すかを意識していますが、
こちらの熱量によっては長くなってしまうこともあります。
例えば命に関わることについては「こんな例もある」なんて長くなってしまいがちです。
こちらの自己満足になってしまって、子ども達に入っていかなければいけないわけですから、
話すタイミングは重要です。朝の会はそのタイミングとしては最適なのかなと思います。
朝の会は、子ども達が学校にいる時間の中で、最も落ち着いた雰囲気をつくることができる時間なんです。
言い換えれば、教師の話を頭は心に入れるには最もコストパフォーマンスが高い時間と言えます。
子どもが楽しめる何かをすること
学校に行くのが楽しくてしょうがない子もいれば、
当然学年が上がるにつれ面倒くさがり、ダルがったり、
ネガティブな気持ちで朝の会を迎える子も多くなっていきます。
それは教師側も同じことですよね。人間ですから、週明けなんかきっついですよね。
なのでみんなが少しでも朝から笑顔になれるようなことをするようにしています。
中学生は朝のスピーチですね。こちらで詳しく紹介していますのでよければご覧ください。
こんばんは。Usanです。朝の会での1分間スピーチって定番の学級経営ネタの1つですよね。 私は基本的に朝の会や帰りの会はあっさり終わりたいタイプなので、正直あまり好んでやる方ではありません。ですが、[…]
時間がないときは、Usanのすべらない話(すべり笑いというのもありますよ?)ですね。
小学生だと「今日のゲーム」は結構やってました。
とても簡単なもので良いのですね。低学年ならジャンケンでもう大喜びのはずです。
クイズを1問出すでも、歌を歌うでも良いので、
1分でも30秒でも子ども達が楽しみになることを考えています。
こちらの方が教材研究よりも熱心にやっていることがあるのがまずい・・・
それでも大事なことだと思っています。
朝の会は以上です。
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帰りの会で意識していること
その日の活動をほめること
生徒指導は基本的にその都度行います。なのに帰りの会でもグチグチと同じ話をしても、
子ども達にとってはただのダル絡みと感じてしまうことが多いように思います。
嫌なところやダメなところはいくらでも見えてしまうもの。
経験を重ねるほど意識して「ほめる」ことを探して、そのまま素直に伝えるようにしています。
ただ、この後に述べるように、帰りの会はなるべく早く終わらせるために、あっても一言程度にしています。
たくさんほめてあげたい場合は次の日の朝の会でじっくりほめます。
人ってほめられたことの方が断然覚えてますよね。覚えてもらえることの方が断然有用です。
まあ私はダメなことはガッツリ叱るタイプなんですがね。
これもコストパフォーマンスを留意するようになってきたからなのかもしれません。
なるべく早く終わること
これが今回の記事の中で一番私が気を付けていること、そして一番言いたいことです。
とにかく何もないのにわざわざ話なんかしません。
![](https://rockski.love/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
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んで「さようなら」です。
子どもは早く帰りたくてウズウズしているはずです。
「ほめる」ことも「しかる」ことも最大のパフォーマンスを発揮できるタイミングで行う。
そのタイミングは帰りの会ではないかなと思います。
帰りの会が早く終わると帰りのあいさつも本当に元気がよくて気持ちがいいですよ。
笑顔で終わること
基本的に学校が終わる時ですからみんな笑顔で終わることができるはずです。
先生からが「ないです」で終われる日は本当にみんな良い笑顔で、明日も頑張ろうと思える瞬間です。
学校にいる間はもめ事があったり泣き出す子がいたりと子ども達の感情は揺れ動き、
担任の先生は本当に大変だと思います。
帰りの会が終わってから残して生徒指導という場合ももちろんあります。
しかし、基本的には迅速で真摯な対応をして帰りの会までには全部終わらせることを目標にしています。
最後は笑顔で1日を終えることは私自身の目標でもあります。
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まとめ
ポイントは2つです。
大事なことや伝えたいこと、やりたいことは朝の会にこってりつめこむ。
帰りの会はできるだけシンプルにあっさり笑顔でしあげる。
それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。