こんばんは。Usanです。学校という組織の一員として、
より働きやすい、より子ども達のためになる環境で働きたいですよね。
前任校での実践や新しい考え方をもとにした取組など、
ここを変えていきたいなぁと思うことがどの年代の教員でも出てくると思います。
しかしながら学校というところは往々にして保守的であり、時代の流れについていけていない場所であります。
そんな中で自分の意見を通すことはなかなかハードなミッションとなります。
我を通そうとするばかり、組織の中で孤立してしまうリスクもあるでしょう。
私はおかしいことや非生産的でないことは変えようとしてきた方でして、その中で失敗も成功もありました。
その経験を踏まえて、成功率を高めるための手立てを3つ書いていきたいと思います。
・やるべきことをきちんとやっておく
・「次年度から」変えていく道筋をつくる
・根回し工作&管理職篭絡
それでは説明していきます。
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やるべきことをきちんとやっておく
どんなド正論であっても、信頼のおけない人が言う正論は簡単に受け入れてもらえないものです。
いわゆる、「何を」言うかではなく、「誰が」言うかということが組織の中では重要視されます。
至極当たり前のことなんですが、
普段からやるべきことをきちんとやっておくことによって自分の意見に説得力をもたせます。
やるべきこととは以下のようなことです。
①人より早く仕事を終える
私はゴリゴリ部活をやる人なのですが、
とだけは絶対に言われたくないので、期限のある仕事は1番を目指して終わらせます。
わかりやすいのは学級通信や成績処理、学期末業務などですね。
と言われる位には頑張ります。管理職にもこのことはきちんと伝わります。
②他の先生に迷惑をかけない
行事の反省、アンケート、提出書類などの期限をきちんと守って提出する。
こちらもなるべく早く提出する癖をつけています。
逆にもらったらすぐに書いて出すので期限を見ないくらいですね。
小規模の会議などに必ずといっていいほど遅れてくる方がいますが、
時間にルーズだという印象をもたれないようにも気を付けています。
まあ、わかりやすいのは自分がされて迷惑だと思うことをしないということですね。
③学習指導、生徒指導を平均的にこなす
すごい実践じゃなくてもよいので、
それこそ他の先生に迷惑がかからないように授業をして、
生徒との関係を普通に築きながら、問題行動にもセオリー通り対応する。
ここは平均的で良いと思います。
ここに力を入れるよりも、①や②に力を入れて、組織の中で「使える」人材である
ということを認知してもらうことが大事です。
この「やるべきことをきちんとやっておく」ということが、自分の意見を通すための基盤となります。
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「次年度から」変えていく道筋をつくる
昔と違い、今の職員会議は儀礼的な面が強いです。
特に働き方改革が叫ばれる昨今では、いかに時間をかけずに行うかを考えて行われている学校が多いです。
ですので、職員会議は議論の場というよりも、確認の場という側面が強くなっています。
この状況で、提案内容について大きな変更を求めても、
受け付けてもらえる可能性は低くなります。
いかに完璧な代案があったとしても、
分掌会議→主任クラスの会議を通った上での提案です。基本的には尊重すべきでしょう。
本当に変えたいなと思うときは、まずその教育活動の反省から意見を述べていきます。
大きな行事であれば反省アンケートがあるはずです。
また、アンケートがないような教育活動や業務については、自分で細かくメモしておきます。
私のPCのデスクトップには「学校評価」というメモ帳ファイルがあります。
そこには、本当に小さなことでも気づいた時にすぐ、
「こうしたほうがよいのでは?」と思うことを書いています。
反省アンケートは集約されて次の職員会議で、
分掌としての見解および次年度に向けての方向性が提案されます。
意見を言うのはここです。自分の思いをアツく語ります。そして次年度検討していただきたいとお願いします。
ここで自分の意見が次年度の方向性として採用されればほぼ成功です。
次年度の提案は昨年度の反省をもとに作成しますので、採用される可能性は高くなります。
次年度の方向性として採用されなかったとしても、会議録には残ります。
そこから1年かけて次の根回し&管理職篭絡を活用していくことになります。
アンケートがない活動および業務については年度末に行われる学校評価で同様に意見を述べていきます。
今年度は無理だけど次年度ならメンバーも変わるから・・・という感覚が保守的な考え方のガードを緩めます。
このような種を植えたら、この種に水を与え芽を出させる作業です。
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根回し工作&管理職篭絡
いかに正論であっても誰が言うのかという側面と、タイミングの側面で、
受け入れてもらえないことが多いということを前の2つで述べました。
これらを準備したうえで、最後の仕上げが「根回し工作&管理職篭絡」です。
正直あまりよくない言葉ですが、自分の意見を通すためには必要なことです。
まずは自分のデスクに近い方とコミュニケーションをとり、
自分の考えを理解してもらいます。
次に、担当する分掌の長や学年主任への働きかけです。
面倒くさいやつだと思われないようにするために、
みたいな姿勢でいきます。超低姿勢です。
最後に管理職です。
外堀を埋めても本丸でバッサリ斬られることもありますが、
逆に言えば管理職がOKなら渋っている方々にも納得してもらえる可能性はUPします。
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まとめ
何か大きな事を成そうとしたら、それなりの準備や心構え、タイミングが必要です。
日々業務に追われる中、そのような準備の時間は取れない。
準備が面倒。
コミュニケーションをとるのが煩わしい。
どうせ変わらない。
できないことの言い訳はたくさんでてきます。
しかし今年は実はチャンスです。
学校評価の時期ですね。
今年はコロナ禍があり、様々な教育活動が制限される中、
今まで当たり前のようにやってきたことが無くなっても学校は回っていたというのが印象です。
ということは、
旧態依然とした古い考えの学校を変えるチャンスです。
今年は例年より強気でいってみます。😊
— Usan@中学校教師 (@rockski_love) February 21, 2021
変えようと思う人がいなければ絶対に変わりません。
なので、私は今年も頑張りたいと思います。
それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。