こんばんは。Usanです。4月から新しく教員として働く仲間の皆さんへ、伝えたいことを書きます。
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初任者に期待したいこと
とにかく一生懸命やること
正直これだけでいいくらいです!とにかく一生懸命やっていっぱい失敗してください。
一生懸命やっていれば必ず周囲の人に伝わります。
私はこれまで20数年、強烈に管理職含めた諸先輩方に叱られたことはほとんどありません。
保護者から強烈なクレームを受けたことも片手ほどです。
それなりにやらかしてはいるのですよ。
それなりのやらかし①
卒業式に通知表を配り忘れる。
涙の学活の後、バラバラに散った生徒を追いかけ、色んな場所に配りに走りました。
それなりのやらかし②
部活の大会で、違う会場を家庭連絡してしまう。
全員揃ってから気づいて真っ青。間に合ってよかった…。
と言われたことはないんですが私自身、一生懸命やってる人にはこういう思いをもってます。
強烈に怒られたことがあまりないのはたぶんそういうことなのかなと思います。
若い先生、経験の少ない先生なんだからやらかさないわけがありません。
しかし、それが一生懸命やった結果のやらかしかどうかということはすごく大切です。
一生懸命やった結果であれば、必ず次につながりますし、周囲もかばってくれます。助けてくれます。
だからとにかく一生懸命やることに期待しています。
子どもと遊ぶこと
小学生だろうが中学生だろうが、気にせず一緒に遊んでほしいです。
私よりはずっと体力もあるし、動けるはずです。
授業の準備も、宿題チェックも、連絡帳記入も確かに大事です。
でも、子どもがいる時間は子どもといっぱい遊んでください。
子どもは若い先生、新しい先生というだけで寄ってきてくれます。
学習指導の力は徐々につけていけば良いです。
保護者からしたら、
①授業がわかりやすいけど、あまり遊んでくれない先生
②授業はそんなに上手じゃないけど、いつも遊んでくれる先生
若い先生だったら②の方が絶対いいですよ。
だから子どもと遊ぶことに期待しています。
怒られるかも知れないけどやってみること
若い人の発想って素晴らしい。
こうした方がいいんじゃないかと思うことをいっぱいやってみてほしいんです。
ただし、日本では新しいことやそれをやろうとする人を受け入れようとしない雰囲気というものがあります。
そして教育現場ではその傾向が強いです。
だからやろうとしたら怒られるかもしれないし、当然やっても怒られるかもしれません。
でもやってみてほしいんです。
クレームを気にしたり、管理職に叱られることを気にしすぎて、子どものためにこういうことをしてみたいという発想を封印してほしくないんです。
若いうちに、守りに入ってほしくないんですよね。
守りに入ってしまう若者が多くなっているのは、「1億総クレーム社会」と言われる現代社会に原因があることは間違いないです。
「失敗してもいいんだよ」とは言いながら、失敗が許されない学校現場にも原因があります。
それでも怒られるかも知れないけどやってみることに期待しています。
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初任者に期待してないこと
言い方が悪くて申し訳ないです。
初任者なんだからまだいいよ。
初任者なんだからそこまでやらなくてもいいよ。
ということです。
うまくやろうとすること
初任者の皆さんは、今後の子ども達の未来のための大事な人材です。
目先の小さな成功だけにとらわれて小さくまとまるのではなく、のびのびと育ってほしいです。
うまくやれたらそりゃいいのですが、そんなことを諸先輩方は期待していません。
例えば初任者であれば、校内の研究授業などたぶんやることになると思います。
当然、指導案の書き方や体裁など指導を受けることになると思うのですが、指導案を完璧にすることに全力を注がないようにしてほしいです。
大事なのはそこじゃなくて、その授業をどうしたいか、子どもにどんなことを身に付けさせたいかという思いや熱量です。
つまり頑張るところは指導案の出来ではなくて、その思いや熱量をどう授業で出していくかということだと思います。
上手な指導案なんてものには期待していませんよ。
1人でなんとかしようとすること
ベテランの先生であっても社会や時代の流れについていけず、学級崩壊等を起こしてしまう時代です。
基本的に様々な教育活動はチームで行っていくことが多いです。
初任者であれば尚更です。
あくまでも与えられた仕事には責任がありますから、他人任せではいけません。
しかし、生徒指導の難しい事案など、1人で解決しようとすることを私は期待していません。
もし難しい事案を1人で解決できたとしてそれは素晴らしい経験です。
しかし1人でなく、チームで解決しようとすることの方が、初任者にとっては大きな経験になります。
チームでの動き方や、それぞれの先生の生徒や保護者への関わり方など、1つの事案を通して学べることが非常に多いのです。
分掌の仕事でも、1人でやろうとして無駄な時間を費やしてしまうことはあります。
他人任せではないけれど、教えてもらい上手な初任者になるのが理想ですね!
1つのことだけ追求すること
私がよく使う言葉が、
さじ加減
なんですが、どんなことにも極端であってはいけないという意味で使っています。
色んな子どもがいて、色んな保護者がいて、色んな先生方がいます。
柔軟に対応することが大切です。
何かを決めつけてしまったり、こだわってやりすぎってしまうことは避けてほしいです。
年をとればとるほど、頭が固くなって、柔軟性が無くなっていくものです。
せめて若いうちは色々なことに柔軟性をもって取り組んでいってほしいです。
ありがちなのが、
研究会で学んだ実践を崇拝してそのまま自分の学級でやってしまう。
部活動ばかり一生懸命やって、成績や書類提出など期限を守らない。
子どもには好かれているけれど、同僚とは協力して仕事ができない。
今の教師に必要なのはバランス感覚とそのさじ加減です。
一生懸命頑張ることが大事ですし、何でもやってみようとすることも推奨しますが、決して偏り過ぎることがないようにしてほしいです。
初任者に偏りは期待していません。
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まとめ
自分が初任者の頃を思い出しましたが、1日中なんかよくわかりませんが走り回っていたような気がします。
あふれ出る熱意とパワーだけでやっていて、たくさんの先輩方に教えてもらい見守ってもらい、助けてもらって今があります。
ということで私から初任者の先生方へ伝えたいこと!
若さや熱意というアドバンテージを最大限に活かして、積極的なトライ&エラーを積み重ねて成長し、素敵な教師になってほしい。
それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。