【職員会議】分掌の仕事で意識している3つのこと【提案】

こんばんは。Usanです。教員として、学習指導や生徒指導、学級経営は大事な仕事です。

しかし、各分掌の仕事が成立しないとこれらの指導や経営をすることはできないと言っていいでしょう。

 

私たちは教務部、生徒指導部、学習指導部、保体指導部、研究部などに漏れなく振り分けられ、

それぞれの分掌の中でさらに細かく役割を与えられます。

 

私は保体指導部だけ未経験ですがそれ以外は主任も含め経験しました。

今日は、ここまで分掌の仕事をやってきた上で、

今現在、分掌の仕事をする上で意識していることを書きます。

 

常にアップデート

提案は根回し

時間をかけるかどうかの判断

 

それではそれぞれ説明していきます。
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常にアップデート

 

学校のどんな活動も子ども達の成長のために行われるものです。

しかし、昔からあるものについては今の時代に合わないものもありますし、

子どもの数が減ってきていることや今後さらに減っていくこと、

更に教員の数も同じく減っていくことを考慮せずにそのまま行われてるものも少なくありません。

 

このブログでは、

 

社会の変化に合わせて学校は変わっていかなければいけない。

 

ということを何度か書いていますが、このようなことも変えていかなければならないと思っています。

 

ただ、1から全て変えることにはなかなかのエネルギーを使います。

本当に変えたいと思うなら、周到な準備をしていかないと変えられません。

 

若い時は、

 

Usan
こんな行事は子ども達のためにならない!大きく変えるべきだ!

 

と鼻息荒く、アツく燃えまして、反対する先輩方にも負けず、時には攻撃的に、

自分の案を通そうと必死になっていました。

 

自分の中では周到な準備をしていたつもりでも、気持ちだけが先行し、

案を通すために何をすべきかということは後回しになっていたと思います。

 

結局、少しでも妥協していたら、その時の子ども達のためになっていたかもしれないことも、

自分のやり方のまずさで何も変えられず、打ちのめされたことを覚えています。

 

今、意識していることは、教育活動を常にアップデートしていくことです。

 

今はPDCAサイクルでのカリキュラムマネジメントが進められている学校が多いと思いますので、

どんな教育活動もその都度、または学校評価で反省し、次年度に活かすようにしていると思います。

 

私が担当になった分掌の仕事における教育活動の提案は、

必ず前年度の反省まとめと次年度の方向性を確認し、必ず多少なりのアップデートをして提案します。

フルモデルチェンジよりは、マイナーチェンジの方が提案も通りやすいのです。

 

そして今年度その活動が終わった後は次年度の担当者のために、

次年度のためのアップデートの方向性を示して申し送りします。

 

前年度の提案を日付だけ変えることは楽ですし、提案も通りやすいでしょう。

しかし、楽をしようと思ったその行為は、巡り巡って結局楽にはなりません。

その教育活動が今の子どもの実態や社会の変化に合っていないからです。

 

ただ、学校の古い体質の中での古くからある行事や教育活動は、

本当に1から変えなくてはいけないものも確かにあります。

 

そういうものを変えるために私がよくやるやり方は、

 

次年度大きく変えたいから、今年度は準備としてこのように変えさせてください。

 

という提案をすることです。

これの方が圧倒的に通りやすいです。

必要性は感じていても、一気に変えることへの抵抗をもつ先生方もいらっしゃいます。

小分けにアップデートすることで、望む形に変えていくということです。

 

例えば、PTA関連の行事です。

地域によっては土日も教員が半ば強制的に参加せざるを得ないものもありますよね。

 

PTAの関係は私たちの意見ではなかなか変えられないんだよねー。

 

と言われて「しょうがない」となってしまうこと。よくあります。

このようなことも、すぐに変えようとするのではなく、

徐々に変えていく動きをしていくことで活路が見えるはずです。
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提案は根回し

 

せっかくの自分が作った提案です。

基本的な部分は通したいですよね。

再提案になったらその分、仕事が増えてしまうわけですから。

 

特に、ちょっと大きめのアップデートがある場合は、根回しをします。

言葉は良くないですが、事前に了解をとっておくということですね。

 

分掌会議での提案であれば分掌キャップ

職員会議の提案であれば、教頭や発言力の大きい先生に、

 

Usan
こんな提案をしたいんですが、意見をいただきたいです。

 

と謙虚な姿勢で臨めば、少なくとも会議の場で公然と批判されることは無くなります。

 

また、会議で注文が来ることが多いのは、役割分担です。

ある先生を前年度と違う役割にする場合は、その役割の重要度やその先生によっては、

事前に了解をとります。これも根回しです。

 

会議の場で、「私はやりません!」と言っちゃう先生もいますし、

後からブツブツ愚痴る先生もいます。

精神衛生上よろしくないので、必ず事前にお願いします。

 

根回しのことについては別記事でも書いていますので、よければ読んでください。

 

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時間をかけるかどうかの判断

 

時間をかけなくてもよいことは時間をかけません。

私は常に費用対効果、つまりコスパを考えて仕事をします。

そして定時退勤をします。部活動がある日は部活が終わったらそのまま退勤します。

 

例えば、教育委員会への報告等の業務です。この仕事を全力でやる必要はないと思っています。

なので、自分で文章を考えたり細かく分析することはしません。

ネットからコピペしたり、前年度のものを流用します。

 

生産性のない仕事、あっても労力に見合った成果のない仕事はアップデートの必要もありません。

その分の時間を、時間をかけるべきである仕事にかけます。

先に述べた、子どもの実態や社会の変化に合わせてアップデートすべき教育活動です。

 

全てのことに全力で取り組むことが逆に、

本当に大事なことや力を存分に入れたいことを全力でできなくさせてしまうと思っています。

 

教員に求められる仕事は、働き方改革が叫ばれている現在も依然としてなかなかの量になっています。

その中で、力を入れるべき仕事を取捨選択することが、私たちのために、それが子ども達のためになることだと思います。
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まとめ

 

4月入学を9月入学にするなんてことは、私たちにできることではありません。

しかし、今勤務校で関わっている子ども達のために変えられることは小さなことでもたくさんあるはずです。

 

子ども達が学ぶ環境や、成長するための様々な活動を支えるのが分掌の仕事です。

大切な教員の仕事として今後も効果的に取り組んでいきたいです。

 

それでは今日はここまでです。よければまた読んでください。