こんばんは。Usanです。今日は、小学校と中学校の違いについて書きます。
私のキャリアなんですが、中学校6年→小学校8年→中学校8年、計6校ということで、どちらの校種も経験しております。
その経験を元に、それぞれの校種についての「やりがい」と「大変さ」を書きます。
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まずは結論
どちらもそれぞれまた違った「やりがい」があり、「大変さ」もあり、どちらの方がが楽だとか大変だとかいうことはない。
ということです。小学校と中学校それぞれの「やりがい」及び「大変さ」は次の通り。
・空き時間がない
・保護者が一生懸命
・全教科の学習指導
・思春期の難しさ
・部活動
・生徒指導
それではそれぞれ詳しく説明していきますね。
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小学校の「やりがい」と「大変さ」
やりがい
子ども がとにかくかわいい
低学年は宇宙人だし、中学年は生意気だし、高学年は大人ぶってるしで、どこをとってもかわいらしいです!
そして小学生は中学生よりも「せんせー!せんせー!」とグイグイ来るので、これまたかわいいです。
叱ったらすぐ泣くし、ほめたら満面の笑顔を見せてくれる子がほとんどですから、こちらも指導のしがいがありますね。
同じ間違いを繰り返してしまったり、こちらの思いがなかなか伝わらないことも多いので、保護者に間違った伝わり方をするなんてこともあるのですが…やっぱりかわいいです!
心が洗われる
中学校から小学校に異動して、着任式の日に全校児童が歓迎の歌を歌ってくれたのですが、皆が高らかに大きな口を開けて歌っているのを見て本当に心が洗われました。
中学生になると心のATフィールドがそもそも備わっている素直さをガッチリ守ってしまうのですが、小学生にはATフィールドはないorほとんどないです。
打てばパコーンと響きますし、教えたことはマイクラのスポンジ並に吸収してくれます。
めっちゃ吸います。
指導したことがすぐに現れやすい子が多いのが小学生だと思います。時間がかかる子も当然いますが、中学生と比較すると受け入れる心の器の口は大きいですね。
自分の色を出しやすい
小学校の担任は、朝から帰りまでずーーっと学級の児童と一緒にいます。中学校ですら、担任によって学級の雰囲気は全然違います。
私は担任歴20年くらいになりますが、生徒は毎年違うのに、なぜか3月くらいになるとだいたい同じような学級になります。
小学校はより、担任の色を出しやすいと思います。そういう意味ではやる気出ますよね!
ただしいわゆる「学級王国」になってしまって同じ学年の他学級に迷惑がかからないようにしましょう。
「〇〇先生はいいって言ったもん。」が始まるとよくないです。また、次の学年に上がった時に次の担任にも迷惑がかかります。
なんでもやりすぎはよくないですね。
大変さ
空き時間がない
中学校は授業間は10分のところが多いですが、小学校は5分のところが多いですね。
中学校でも10分休みは廊下に立って「ふれ合い活動」という名の見回りをする学校もありますが、トイレに行く時間くらいはあります。
しかし小学校の5分休みは担任にとっては休みではないですね。次の授業の準備で終わります。
中休みが15分~20分あると思いますが、まあ「せんせーあそぼー」って来ますわね。
給食指導、清掃指導と、空き時間というものは存在しません。
学校によっては専科の先生がいて、その時間は貴重な空き時間になることはありますが、学校によりますし、学年にもよります。
基本的には全時間が持ち時間です。
空き時間がないということは、その日の授業の準備は前日のうちにある程度しておかなければならないですし、提出物のチェックや宿題プリントの丸つけなんかはできません。
給食を秒で食べて必死こいて丸つけるなんてのは小学校の先生あるあるですね。
保護者が一生懸命
保護者対応が難しい時があるということです。
小学生の子どもはまだまだかわいい盛り。保護者にとっては学校での生活や友人関係、学習面どれも心配です。
特に長子を通わせている保護者にとっては全てが初めてのことで、わからないことや心配なことだらけです。
ここで担任との信頼関係を無くしてしまうとその後が大変です。
ですので、中学校よりも小学校の方が、保護者の対応については気を遣う場面が多く、大変だと思います。
低学年は連絡帳でやりとりすることも多いと思いますが、この連絡帳1つとっても文面など誤解されないよう気を付けなければいけません。
まあ、何かあったら家庭訪問すると一番間違いないです。
保護者対応については以下の記事でも書いています。
こんばんは。Uさんです。今日は教員であれば誰しも通る道である、保護者対応について書きます。 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});[…]
全教科の学習指導
当たり前なのですが、これが一番大変です!
私が小学校で勤務していた時に苦労したのは「音楽」でした。
楽器を弾くことができませんのでCDラジカセなどの機器を使って歌指導等するんですが、すごく嫌だったのが…
CDを再生して、前奏がが流れるまでのあの間(ま)!
もしピアノとかを弾けてたら、
なんてできるのでしょうが、それもできず大変でした。
全教科指導できるように教材研究や指導技術を高める努力をするのは当然なのですが、それでも「得意」「不得意」というのはあります。
しかも今は、「外国語」や「プログラミング教育」も入ってきて、さらに小学校の先生が学ばなければならないことが増えてきています。
中学校は基本的に免許を所持している教科指導を追求すれば良いのでここは大きな違いとなります。
以上が小学校の「やりがい」「大変さ」でした。次ページは中学校編です。
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