こんばんは。Usanです。先日、子ども同士のトラブルの指導例について書きました。
こんばんは。Usanです。今日は子ども同士のトラブルがあった時の指導の流れを紹介します。初めに言っておきますが、生徒指導にはマニュアルはないと思っています。様々な状況がありますので、必ずこうしなければならない!ということはな[…]
今日は、やらかしてしまった子どもに反省させる際に意識したい4つのステップについて書きます。
その4つのステップとは以下の通りです。
それではそれぞれ詳しく説明します。
step1 自分のしたことを全て正直に言う
前回は友達同士のトラブルを例にしましたが、他にも指導すべき問題行動については色々ありますよね。
学校の物を壊してしまった
不要物の持ち込み
対生徒、対教師への暴力
触法行為(喫煙、飲酒、万引き、深夜徘徊等)
いじめ
例えば万引きであれば、発覚した時だけでなく、経験上ほとんどの場合、余罪があります。
しかし、以前のことについては子どもは隠したがる傾向があります。
これを全て出させることが大事です。
なぜなら、全てを出させないと、「逃れられた」という経験が身に付いてしまうからです。
そしてまたやってしまうことが多いです。

しらばっくれることもありますので、周りの証言などを固めたり、上の吹き出しのように諭してあげたりして出させてあげます。
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step2 何が悪かったのかを考えて言う
これは前回の記事でも書きました。
決して一方的な価値の押し付けにならないように、子どもに自分で話させることが大事です。
なかなか考えることができない子もいて、答えを言ってしまいたくなりますがガマンします。
ただし言わせっぱなしではなく、本質の部分で足りない部分はヒントを出してあげます。
自分で気づくことができたという経験を大切にします。
本質の部分というのはいくつかあると思うのですが、私が大事にしているのは、
他人に迷惑をかけない
という視点です。やってしまったことで、誰にどんな迷惑をかけてしまったのか。そこをじっくり考えさせます。
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step3 他人に対して悪いと思ったことをあやまる
ここでようやく謝罪です。step2までを丁寧にやっておくことで、

と聞くと、間違いなく

という、自発的な謝罪の意思につながるはずです。
最近は、「複数回謝罪」について、やめるべきという声が出ています。
複数回謝罪とは、よくあると思うのですが、例えば物を壊してしまったら、校務補さんにあやまって、そのあと教頭先生にもあやまるというやつです。
保護者からのクレームの対象になることもあるそうです。
なので、「○○と△△にあやまりなさい!」ではなくて、謝罪の対象についても当人に考えさせます。
その結果複数回謝罪になることについては問題になることはほとんどないと思います。
謝罪の内容はこれまでのstepと同様で、
①やってしまったこと
②悪かったこと
を言った上で、
③すみませんでした
そして
④これからどうしていきたいか
を述べさせます。
うまく出来そうにない子は練習させたり、その場でヒントを出してあげたりしてもよいですね。
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step4 今後の行動で示す
本人への指導としてはこれで終わりになるのですが当人には、

と話します。
指導が終わった次の休み時間にはもうゲラ笑いしながら指導の前に逆戻り。
あるあるですね。



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まとめ
反省しなければならないようなことをしてしまった子には
